大谷翔平の右肘手術濃厚に全米で賛否噴出「不愉快」「なぜ手術遅らせる?」
CBSスポーツは、「エンゼルスの二刀流スター、大谷のトミー・ジョン手術の回避はできないようだ」との見通しを伝えた。記事は「一度、トミー・ジョン手術を勧められると、大抵の場合、二つ目の診断を待ったとしても実施を意味する」とし、「トミー・ジョン手術により大谷は、2020年まで、ほぼ確実に投手から外されることになる。2019年に打者として戻れるかどうかも明らかでない。水曜日にチームの先発メンバーに残ったことは、今後すぐは、打者を続けることは大丈夫というだけだ」との見通しを報じた。 その上で「なぜエンゼルスは日曜日に大谷を投げさせたのか?」とアストロズ戦の先発復帰を批判した。 「大谷は、トミー・ジョン手術は必要ないと確認され、彼は、リハビリを終わらせ、医師からはっきりと投球再開を認められた。彼の靭帯はすべての必要な検査をパスしていた。9月の間、投球をして健康でいて、平和な気分で2018年のオフシーズンへ向かうこともできた」と、これまでの経緯を説明した。 同メディアは、「しかし、エンゼルスと大谷は、来春よりも早く(故障を)見つけることとなった。もう一度言おう、彼の靭帯は、元々、そうなる危険な状態にあったのだ。靭帯は強くなることはない」と、暗に復帰登板が間違っていたとの指摘を行った。 オレンジカウンティ・レジスター紙も「エンゼルスの大谷はトミー・ジョン手術へ向かう模様」との見出しを取り、「レギュラーシーズンの優勝争いから落ちた今シーズンに大谷を投げさせたエンゼルスに対し、野球界の内外から多くの批判が集まっている。だが、ビリー・エプラーGMは、医師のアドバイスに従って行っていたことを明かしている」と説明。そして「大谷の肘が本当に回復しているのかを知る唯一の方法は、実際に投げさせることだという考え方もあった。この場合だと発見が早まることになる」と、アストロズ戦の復帰登板には、実験的な意味合いがあったこともほのめかした。 また「エプラーGMは、大谷は医師から許されて投球したが、こうした結果になる可能性があることを認識していた。大谷が投球を開始すれば力強く投げることで(肘を)痛めるリスクがあることも認識していた」という事実も明かした。「何年も激しく投げれば靭帯にストレスがかかり、リスクを負うことになる。激しく投げることは良いことか。そうだ、打者を打ち取る上では、助けになる。激しく投げることは危険か。その通りで、それは靭帯にストレスをかけることになる」とのエプラーGMの声を伝えた。 いずれにしろ二刀流がしばらく見られないというショックが全米に広がっている。