シーツはいつまできれいなのか?汚れていくスピードと理想の洗濯頻度
おそらく、本来洗うべき頻度でシーツを洗っていない人のほうが多いのではないでしょうか。 「Mattress Advisor」のアンケート調査によると、シーツを替えるまでの平均日数は24日ということがわかりました。この日数は、枕カバーのほうがもっと長いという結果が出ています。 今回は、シーツや枕カバーはどのくらいの頻度で洗うべきかと、その理由を紹介します。
シーツはなぜ汚れる?
人がシーツの上で眠る平均時間は、週50~60時間です。つまり、50~60時間分の角質や皮脂、汚れ、汗が溜まっているということです。 微生物学者のJason Tetroは、家のリフォームサイトThis Old Houseで以下のように述べています。 人間は、1時間毎に細菌(バクテリア)を排出します。 数値は変動しますが、毎時数百万にもなります。 シーツを洗うのが約3週間おきであれば、大量汚れ、髪の毛、フケ、イエダニ(その死骸や糞も含む)が溜まり、皮膚炎や喘息などの呼吸器疾患になる可能性があります。 Business Insiderは、「枕には、通常16種類の細菌と、文字通り数百万の真菌胞子がある」と報告しています。 アレルギーや有害な細菌などの問題を避けるには、もっと頻繁に日常的にシーツを洗ったほうがいいということです。では、具体的にどのくらいの頻度で洗えばいいのでしょうか?
どのくらいの頻度で洗うべきか?
Sleep Foundationは、2週間毎にシーツを洗うようすすめており、それより遅いとバクテリアが急速に増殖しはじめます。 また、シーツを替える度にマットレスに掃除機をかけ、シーツの下の汚れやフケを減らしましょう。 掛け布団は3カ月毎、枕は4カ月毎で十分です(これは枕であって、枕カバーはシーツと同じく2週間毎に洗った方がいいです)。 ペットを飼っていて、ベッドで一緒に寝ている場合は、3~4日おきにシーツを洗った方がいいと、Sleep Foundationはすすめています。 ペットには、眠っている間に隣に溜まってほしくない皮膚やフケ、そのほかバクテリアがあります。病気になった時は、もっと頻繁にシーツを洗うようにしてください。
最低でも2週間おきにシーツを替える
2週間おきにシーツを替えるというのは、洗濯が大変そうだと思う人は、予備のシーツを揃えることを検討してください。 そうすれば、少なくとも平均日数の24日以下で清潔なシーツに交換することができるはずです。 ──2022年4月24日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 Source: Mattress Advisor, This Old House, Business Insider, Sleep Foundation
ライフハッカー・ジャパン編集部