バンタム級の井上拓真と中谷潤人、静かに火花 「一番戦いたい」「チャンピオンとやれたら」互いに統一戦へ意欲【ボクシング】
13、14日に東京・有明アリーナで開催されるボクシングの7大世界戦とWBA・WBC同級3位・那須川天心(26)=帝拳=のWBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦の最終会見が11日、東京都内で行われた。両日のメインイベントに出場するWBAバンタム級王者・井上拓真(28)=大橋、WBC同級王者・中谷潤人(26)=M・T、那須川ら出場する全16選手が登壇。それぞれが試合に懸ける思いを明かした。両日はアマゾンのPRIME VIDEOが独占生配信する。 ◇ ◇ ◇ 第1日のメインイベントでWBAバンタム級タイトル戦を行う同級王者の井上拓と、第2日のメインイベントのWBC同級タイトル戦で今興行の”大トリ”を務める同級王者の中谷は静かに火花を散らした。井上拓は対戦する同級2位・堤聖也(角海老宝石)=の横で「一番戦いたいのは中谷選手。その統一戦に向けまず明後日、集中してしっかり堤選手を返り討ちにしたいと思います」と意気込んだ。 一方、名指しされた中谷は「まずは(14日に対戦する指名挑戦者の)ペッチ選手に勝つことが重要。統一戦はずっと目指している。前日の試合があるので流動的ですけど、チャンピオンとやれたら」。こちらも統一戦に意欲を見せた。
中日スポーツ