四国霊場66番札所・雲辺寺は一足早く木々の葉が赤や黄色に色づき始める 例年より遅れている2024年の紅葉【徳島】
JRT四国放送
11月7日はぐっと冷え込みましたが、これまで比較的気温が高い日が続いたためか、2024年の紅葉は例年より遅れているようです。 そんな中、徳島県三好市と香川県の境にある四国霊場66番札所・雲辺寺では、一足早く木々の葉が赤や黄色に色づき始めています。 (大江実結記者) 「雲辺寺では、赤や黄色オレンジなど秋らしい色が見え始めました」 四国霊場の中でも最も高い、標高911mに位置することもあり、一足早く紅葉が進んでいました。 境内には約500本のモミジやイチョウが自生していて散策しながら紅葉を楽しむことができます。 11月5日、徳島県内外から遍路客や観光客が訪れ、思い思いに一足早い秋を楽しんでいました。 (兵庫県から) 「だいぶ涼しくなってきて、秋を堪能しています」 「緑の紅葉もきれいかなって、来てよかったなと思います」 (広島県から) 「ロープウェイで上がってくるときに山を見たら、色づきはまだなのかなあと思いながら。頂上は色づきはじめていた。もう少し赤くなると、もっともっとあれなのかな、でもきれいですよ。気持ちも落ち着くし」 中にはかわいいお客さんも。 (香川県から) 「もみじがそろそろ色づいたころかなと思って、写真を撮りに来ました。犬ともみじとが一緒に入るといいなって」 紅葉のシーズンに合わせ、雲辺寺では、もみじをあしらったオリジナルのお守りや、もみじ型の陶器に入ったおみくじ。 また季節限定、ご住職手書きの「もみじ御朱印」などもお目見えしています。 (四国ケーブル 雲辺寺ロープウェー広報担当 赤川大樹さん) 「若い方から年配の方まで。お遍路さんや家族連れがいっぱい来ますので、そういう方たちに手に取ってもらえるようにかわいいデザインになっています。紐付きのキーホルダーになっているので、どんなところにもカバンとかにもつけて持ち歩くこともできます。紅葉の最後の方には、売り切れるお守りも出るくらい」 2024年は気温が高い日が続き、朝晩の冷え込みが足りなかったため、例年よりも紅葉が遅れているといいます。 雲辺寺でのピークはいつごろなのでしょうか。 (四国ケーブル 雲辺寺ロープウェー広報担当 赤川大樹さん) 「今のところ1週間から10日くらい遅くて11月上旬、間もなく大師堂周りは見ごろになるかなと思います。大師堂周りっていうのはすごいもみじが密集しててキレイになりますので、鐘つき堂と一緒に写真に撮ったりとか、今年でいうと11月の中旬もしくは下旬までもつと思います」 赤に黄色、2024年、山の麓まで秋の色づきが下りてくるのはもう少し先かもしれません。