韓国キム・ヘソン内野手、大リーグ挑戦「タイムリミット」24時間切るも契約なし...韓国残留の可能性
韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズに所属するキム・ヘソン内野手(25)の去就に地元メディアが注目している。 【写真】ゴールデングラブ賞を受賞したキム選手 ■24年11月に米国入りも交渉まとまらず キムは今オフ、大リーグ挑戦を目指し、2024年12月4日にポスティングシステムの申請手続きを行い、5日に公示された。 これにより、すべての大リーグ球団との交渉が可能性になったが、交渉期限が日本時間1月4日午前7時に迫る中、3日正午時点で大リーグ球団との契約には至っていない。 地元メディア「OSEN」(ウェブ版)によると、キムは24年11月29日に渡米し、本格的な交渉に備えたが、契約がまとまることなく12月23日に韓国に戻ったという。 記事では、キムの大リーグ挑戦をめぐり、シアトル・マリナーズを筆頭に、複数の球団が興味を示したと指摘。米メディアもキムの大リーグ入りを予想したが、いまだ吉報は届いていない。 「OSEN」は、キムの去就がKBOリーグの25年シーズンの行方を大きく左右するとの見解を示し、その理由に言及した。
「トレードのカードとして使う可能性もないわけではない」
「キム・ヘソンの離脱を前提に戦力を構成したキウム(ヒーローズ)の打線が、より強くなる可能性がある。(25年シーズンに)フリーエージェント(FA)を控えたキム・ヘソンを、キウムがトレードのカードとして使う可能性もないわけではない。交渉期限が残り少ないキム・ヘソンがメジャーリーグ進出の夢を叶えることができるのか、多くのファンが興味深く見守っている」 キムは「走攻守」揃った国内屈指の内野手だ。高校卒業後の17年にプロデビューを飾り、21年シーズンから4年連続で打率3割をキープしている。 24年シーズンは、127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁を記録。プロ8年で、通算打率.304、37本塁打、386打点、211盗塁をマークしている。21年シーズンに46個の盗塁を成功させ、盗塁王のタイトルを獲得した。 地元メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)によると、大リーグ球団との交渉がまとまらなかった場合、キウム・ヒーローズに残留し、25年シーズンにFA権を取得後に再度、大リーに挑戦する可能性があるという。