「フレンチトーストという名のイベント」より

Instagramやブログで日常の“あるある”漫画を配信しているシブヤツキミ(@shibuyatsukimi)さん。読者の中にもファンが多い食べ物や飲み物を擬人化した漫画シリーズをお届けする。 【漫画】「“お菓子”な擬人化妄想日記」本編を読む フレンチトーストを擬人化。シブヤさんの「お菓子が大好き！」という気持ちが溢れる集大成となっている。いろいろなフレーバーが楽しめるおしゃれなフレンチトーストは、いったいどのようなキャラクターになっているのか。シブヤさんに漫画のこだわりポイントを聞きつつ紹介する。 ※本記事は発売中の「“お菓子”な擬人化妄想日記」から一部抜粋・編集しました。 ■スイーツを食べに行くのって楽しい！ 「フレンチトースト」さんのキャラクターについて著者・シブヤさんに聞いてみた。 「フレンチトーストって見た目もかわいいしおいしいけど、よくよく考えると卵と牛乳をひたしたパンだよな」とまずは思ったそう。そこで、おしゃれ上手なキャラクターにしたのだ。プチプラファッションでも上手に組み合わせられるおしゃれ上級者さんをイメージしているとのこと。なんとなくのイメージで明るくてキュートな子になった、と話してくれた。 今回は著者・シブヤさんのコーディネートでフレンチトーストさんがさまざまな衣装に変身していて、ファッションショーのようで楽しい作りになっている。フレンチトーストさんのビジュアルでこだわった点についても聞いてみた。 「インスタグラマーっぽい感じにしたくて」シブヤさんはそう話す。Instagramでおしゃれさんをいろいろ調べてビジュアルを作り上げたそうだ。フレンチトーストっぽい色でおしゃれなファッションにするのが難しかったそうだが、結果全部お気に入りになった、とほほ笑んだ。 今作は、フレンチトーストを通して、スイーツを食べに行くことはイベントであり、シブヤさんの生活を彩ってくれていると気付く展開となっている。実際にフレンチトーストをお店で食べた時のことを思い出して描いたそうだ。おしゃれでかわいいフレンチトーストで、値段は1600円ほどしたそうだが、かなりの満足感があり、幸せになった、と話す。そのためスイーツを食べに行くことは、やはり幸せな気持ちに直結しているのだと改めて感じたそう。 ちなみに、実際に家でフレンチトーストを作ったことがあるシブヤさんは、「シンプルなやつを作ってみましたが、おいしいのはおいしいけど、お店の味には敵いませんでした…。その辺も漫画に描いています。リベンジは…しなくていいです。お店に食べに行きます！笑」と話してくれた。 スイーツのビジュアルや味、食感、香りなどその存在だけで私たちは幸せな気分になれる。シブヤさんの言う通り、生活の彩りには欠かせない存在なのだ。