テスラ、印首都ニューデリーでショールーム探しを再開=関係筋
Aditi Shah Aditya Kalra [ニューデリー 10日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が率いる電気自動車(EV)大手テスラがインドの首都ニューデリーでショールーム探しを再開した。事情を直接知る関係者2人がロイターに明らかにした。 マスク氏は4月、インド訪問でモディ首相と面会すると述べた。その席で同国への20─30億ドル規模の投資を発表する可能性があった。しかし、売上高が減少する中、同社が全世界の従業員の10%を削減することを決めたため、マスク氏は土壇場で訪問を中止した。 関係者によると、テスラはここ数カ月ショールーム探しを中断していたが、首都圏での物件確保に向け、インド不動産開発大手ディー・エル・エフ(DLF)と初期段階の協議を行っている。 3人目の関係者は、テスラとDLFの交渉が契約につながるかどうかは不明で、テスラは他社とも話し合いを進めていると述べた。 2人の関係者の1人は、テスラのショールーム探しは予備的な段階で、何も最終的に決まっていないと述べた。 またテスラが100%という高い関税が適用されるEVの輸入を検討するのか、インドの新政策の下で投資を約束して、特定のEVを低い関税(15%)で輸入できるようにするのかは現時点でははっきりしていない。