【速報】「車にひかれた人を目撃した。崖に落ちていった」 男性死亡 ひき逃げの疑いで知人の男を逮捕
13日夜、徳島県の市道で崖の下から70歳の男性が発見され死亡が確認され、警察は事件、事故の両面で捜査していましたが、17日、ひき逃げの疑いで73歳の男を逮捕したと発表しました。 ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、三好市池田町の無職・東口順一容疑者(73)です。
■はねられた衝撃で崖に落下し死亡 容疑者と被害者は知人
東口容疑者は、13日午後7時ごろ、三好市池田町の街灯のない市道で軽トラックを運転中、道路を歩いていた竹内陸夫さん(70)に衝突しましたが、そのまま逃げた疑いが持たれています。 警察によると、竹内さんははねられた衝撃で道路脇のおよそ10メートルの崖の下に落下したということで、頭蓋骨の骨折に伴うくも膜下出血と脳挫傷により死亡しました。 東口容疑者と竹内さんは同じ町内に住む知人でした。
■「車にひかれた人を目撃した。崖に落ちていった」
この事件は、同時間帯に道路を歩いていた女性が「車にひかれた人を目撃した。崖に落ちていった」と通報したことで発覚しました。 警察が現場に駆け付けた際、通報した女性は「現場付近を歩いていて、人とすれ違った後に、白い軽トラックとすれ違ったが、その後音がしたので、振り返ってみるとその人がいなくなっていた」と話したということです。
■食い違った目撃者の情報 事件・事故両面で捜査も「ひき逃げ」の疑いで男を逮捕
警察は当初、軽トラックとみられる車が男性をはねて逃走したひき逃げ事件とみて捜査していましたが、女性とは別の目撃者が「音は聞いていない」と話したことや、現場の状況や死亡した男性のケガの程度から、男性が単独で崖に落下した事故の可能性もあるとみて、事件、事故の両面で捜査していました。
■しらみつぶしに軽トラを探す 傷のある軽トラを発見 逮捕に至る
その後、現場付近を中心に軽トラックをしらみつぶしに調べていったところ、傷のある白い軽トラックを発見し、所有者である東口容疑者の逮捕に至ったということです。 東口容疑者は、「当たったかどうかはわかりません」と容疑を否認しています。 警察は事件当時の詳しい状況などを調べています。
関西テレビ