神戸の元町商店街で起きた暴走事故で、８７歳の男が在宅起訴されました。 　過失運転致死傷と酒気帯び運転の罪で在宅起訴されたのは、神戸市東灘区の無職・太森信男被告（８７）です。 　捜査関係者によりますと、太森被告は今年３月、酒気帯びの状態で軽乗用車を運転し、神戸の元町商店街の中にある歩行者専用道路に進入。時速９０ｋｍから１００ｋｍほどのスピードで、清掃作業をしていたワゴン車に衝突し、助手席に乗っていた妻の杉子さん（当時８２）を死亡させたほか、ワゴン車の男性にケガをさせた罪に問われています。 　事故直後、太森被告の血液からは基準値の約２倍のアルコールが検出され、自宅からは運転前に飲んだとみられる日本酒の紙パックが押収されていました。