「夜型の人」でも朝スッキリ目ざめられる3つのルーティン、体内時計は自分で簡単にコントロールできる
なお、お湯のシャワーを浴びた場合、湯冷めが心配だと感じるかもしれません。でも大丈夫! 夜は体温が下がっていく時間帯なので湯冷めを起こしますが、時間の経過とともに体温が上がっていく朝は湯冷めすることはありません。 ただし繰り返しになりますが、シャワーの温度は高めにしてください。ぬるめのシャワーだとかえってボーッとしてしまうのでおすすめできません。起き抜けに光を浴び、腸の蠕動(ぜんどう/うごめくこと)運動を呼び起こし、シャワーで肌に刺激を受けた段階で、体はかなり目覚めた状態になっています。
さらに体と頭の動きを活発化させるために、掃除などのルーティンの作業をするのがおすすめです。私はクイックルワイパーを使って、床の拭き掃除をすることにしています。掃除機と違って音がうるさくありませんから、家族や近所の人がまだ寝ていてもできます。 何よりも頭を使わず、激しくない体の動かし方ができるのがいいのです。この「何をするかを考えなくていい」というのは、朝の寝起きの「儀式」としてはかなりポイントが高いです。起き抜けから「えーと、何するんだっけ?」と考えなければならないとなると、それだけで疲れてしまいますから。あらかじめ、朝のルーティンを決めてしまうことが大切です。
角谷 リョウ :上級睡眠健康指導士