【雨でもアツい蛇遣い】アルファ・ロメオが約400台、富士に集結
大倉士門さんによるトークショーやじゃんけん大会も
ステージトラックでは、タレントの大倉士門さん、自動車ジャーナリストの嶋田智之さん、モータースポーツのレポーターとして活躍している井澤エイミーさんによるトークショーを実施。 大倉さんは、父親が長きにわたってアルファ・ロメオの販売を手がけていることもあり、自らもジュリエッタを愛用。インタビューの際には、「アルファ・ロメオは世界で一番カッコいいクルマで、今後、ステルヴィオ・クアドリフォリオと4Cを増車するのが夢」と話してくれた。 「僕が幼稚園とか小学校1年生ぐらいのときに、お父さんがいろんなアルファ・ロメオに乗って帰ってきてくれて、どのモデルもカッコよく、自分の中でのスターになりました。もっと僕にもお金を使ってよ、とも考えていましたが」と笑う。 「25歳までに父親が勤務しているアルファ・ロメオ・ディーラーで自分のアルファ・ロメオを買うことを夢として頑張り、25歳の誕生日にジュリエッタを買いました。いま32歳なので8年目になりますね。今日も乗ってきました」とのことだ。 大倉士門さんによると、奥さまのみちょぱさんと7歳下の弟をジュリエッタに乗せて走ることもあるらしく、自分よりも若い層にもっとアルファ・ロメオの魅力を伝えていきたいのだという。 「妻と僕とクルマで移動しているときは、まるで3人で出かけているような気がします」とも話し、生涯アルファ・ロメオにしか乗らないと公言している彼の本気度は相当高いと感じた。
100台の新旧アルファ・ロメオによるパレード・ラン
イベントは終盤に向かって天候が回復。午後から曇り空になったので、タイムスケジュールの最後を飾るパレードランでは100台のアルファ・ロメオが2列で快走するという壮観なシーンを楽しむことができた。 アルファ・ロメオの精悍なエンブレムには“すべては勝利のために”という、持ち前のスポーティさを売りとするブランドならではのアイデンティティが秘められている。その気高き精神を根幹として、グランプリを戦っていた時代はもちろん、戦後、量産車メーカーに転身した後もイメージを守り通してきた。 クルマとしての素性のよさや洗練されたエクステリアデザインの優位性を理解しやすい点もアルファ・ロメオのアドバンテージだといえ、今後も躍動感溢れるスタイルを採用し、駆って楽しいモデルが数多くのクルマ好きを魅了していく。
高桑秀典(執筆/撮影)