ジャスティン・トーマスが「ZOZO」で信頼のスコッティキャメロンマレットパターに回帰
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70) 【画像】松坂大輔に教わる石川遼 ジャスティン・トーマスが「ZOZO選手権」で、またもパターを替えた。 今年のPGAツアーで19試合に出場し、トップ10が5回ストロークゲインド:ティ・トゥ・グリーンで11位にランクインしているものの、グリーン上では苦戦しており、ストロークゲインド:パッティングは167位に沈んでいる。そのためシーズンを通じて、数本のパターを実験的に使用してきた。
トーマスは今季、使い慣れたフローネックのスコッティキャメロンX5ツアー デュアルウィングマレットパターでスタートした。2017年「全米プロ」と2021年「ザ・プレーヤーズ選手権」を制覇した時のパターでもある。
ところが、4月の「マスターズ」の頃には新型のスコッティキャメロンT5プロトタイプに乗り換えていた。
その後、6月の「メモリアルトーナメント」では、地元のガソリンスタンドでゴードン・サージェントから受け取ったパターにインスパイアされたスコッティキャメロンG.S.S.ブレードパターを使った。しかし、それも長続きせず、7月の「全英オープン」でスコッティキャメロン ファントム9.2ツアー プロトタイプマレットパターに乗り換えている。
9.2マレットパターは、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」を14位タイで終えるまで、フェデックスカップ プレーオフを通じてバッグに収まり続け、その間、トム・キムが類似したプロトタイプのヘッドに変更したりする影響力まで発揮した。 しかし「ZOZO選手権」では“昔の恋人”に回帰した。開幕前日の水曜に、2024年のスタートを切り、かつてツアーを何度か制した際に使っていたスコッティキャメロンX5ツアーマレットパターに戻した姿が目撃されたのだ。
グリーン上の苦戦が続くと、慣れ親しみ、安心できるパターに回帰するのが最善であることは往々にしてある。成功体験があり、いい記憶の残るものに戻すことで、親密性において自信を得ることができるのである。 2022年「全米プロ」以来の優勝を目指すトーマスにとって「ZOZO選手権」は「ツアー選手権」以来のPGAツアー競技。グリーンでいい流れを作ることができれば、優勝も十分に狙えるだろう。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)