【侍ジャパン】清宮幸太郎が休日返上でティー打撃「体を動かしておきたかった」100%の体へ調整
100をつくった愛知から、世界へ-。侍ジャパン清宮幸太郎内野手(25)が、原点のエリアに返ってきた。「ラグザス presents 第3回プレミア12」に臨むチームは7日、休養日で一部選手がバンテリンドームで調整。休日返上でティー打撃などをこなした清宮は「そんなすごく意識高いみたいな感じじゃないですけど、体を動かしておきたかった」と通常のルーティンで、100%の体へ調整を続けた。 愛知県は野球人として忘れられない場所。早実(東京)3年の17年6月4日、小牧市民球場の招待試合・享栄戦で高校通算100号を放った。「土日で4試合くらいやって、4本くらい打った。右ピッチャーの。名前まではわかんないですけど、顔はなんとなく」。右中間への135メートル場外弾だった。 高校野球史に名を刻んだ場所から約15キロのバンテリンドーム。9、10日のチェコ代表との強化試合を経て、13日オーストラリア戦の開幕を迎える。清宮は言う。「全部、本塁打は覚えてる」。0か100か、結果が全てのプロの世界。今季15本塁打で追加招集を勝ち取った初の侍ジャパン。新たな記憶を上書きする時が来た。【栗田尚樹】