アーセナルの“巧妙な”時間稼ぎ戦略が明らかに!? ルイス・スケリーが時間稼ぎの「連絡員」だった可能性
ラジャが座り込んで試合が止まった
プレミアリーグ第5節で、マンチェスター・シティと2-2のドローとなったアーセナル。敵地でシティ相手にドローであれば悪くない結果とも思えるが、シティの同点弾はアディショナルタイム8分にジョン・ストーンズが挙げたものであり、アーセナルはもう少しで勝利を手にするところだった。 前半終了間際にレアンドロ・トロサールがイエローカード2枚で退場となり、後半をまるまる10人で凌ぐことになったアーセナル。[6-3]のブロックを敷いてシティの攻撃をしのぎ続けたが、選手たちにとって1分が永遠にも感じられたことだろう。 この試合で、巧妙なアーセナルの時間稼ぎ戦略だったのではないかと話題になっているシーンがある。65分にピッチ脇にいたアーセナルのマイルズ・ルイス・スケリーにイエローカードが出されたのだが、このカードはルイス・スケリーがウォーミングアップ中にダビド・ラジャの守るゴール裏を走り回ったことに対して出されたものだ。英『Daily Mail』は、このときルイス・スケリーがラジャに何かを伝えたのではないかと報じている。 なぜなら、その後にラジャはピッチに座り込み、試合が止まったからだ。守勢に回って走らされていた選手たちにしばしの休息の時間を与えることになり、その間にミケル・アルテタ監督は選手を集め、選手たちに指示を送ることができた。 中継映像ではわからなかったが、同紙が入手した映像には、ルイス・スケリーがラジャと何事かを話しているところが映っているという。スケリーはラジャに休む時間を作り、時間を稼ぐよう伝えに行った「連絡員」だった可能性がある。 『sky sports』の中継でも、ラジャの座り込みは明らかに戦略の一部だとガリー・ネビル氏が指摘していた。どこまでがルールの範囲なのか、非常にグレーだと言わざるをえないが、ひとつ言えるのはそれだけシティ相手の勝ち点3は大きかったということだ。なり振りかまわず勝ち点を取りにきたアルテタ監督だったが、結局勝ち点3を持って帰ることは叶わなかった。
構成/ザ・ワールド編集部
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