「アカデミー選手のような契約で2度プレミアリーグを制した」 アーセナルDFジンチェンコ、シティ時代の不満をぶちまける
2016年から6年間シティでプレイしていた
ウクライナの名門シャフタール・ドネツク出身で、2016年にマンチェスター・シティへ移籍したオレクサンドル・ジンチェンコ。シティに青田買いされたとしても最終的にトップチームで1秒もプレイできず、放出される選手が多い中、ジンチェンコは本職ではない左SBとして出場機会を掴み、20-21シーズンのCL決勝チェルシー戦では先発としてピッチに立っている。 2022年にアーセナルへ移籍するまで128試合に出場して2ゴール12アシストを記録。プレミアリーグ4回、カラバオカップ4回、コミュニティシールド3回、FAカップ1回と多くのタイトルを手にした。 そんなジンチェンコは新著『Believe』を発売し、6年間のシティ生活を振り返っているのだが、その中でシティとの契約に不満を抱えていたことを明かしている。加入当初はアカデミー選手のような薄給で、トップチームの試合に出場したら給料アップという話を聞かされていたが、実際に給料が上がったのは2019年の6月で、すでに加入から3シーズンが経過したあとだったという。 「シティの弁護士はこう言った『いいかい、これはアカデミー選手の契約だ。シティで最初の公式試合に出場したら、我々はプロ選手に支払うような金額で契約を延長する。我々を信じてくれ』と。もちろん、私はイエスと答えた」 「でも、次の契約がいつだったか知ってる? プレミアリーグで43試合に出場したあとだよ! アカデミー選手のような契約でプレイしながら、プレミアリーグのタイトルを2度獲得したんだ」
構成/ザ・ワールド編集部