知られざる「ルヴァンカップ」の真実(4)「文句なしのエース」全盛期のカズダンスと「世にも珍しい」大会復活後のキングの姿
■たびたび変更されている「大会方式」
しかし、1994年に2クラブ増えて12クラブで2ステージをすると年間44試合。1995年にまた2クラブ増えると52試合になってしまった。これではナビスコカップを入れることなどできないと、中止になったのだ。翌1996年は、また2クラブ増えて16クラブとなったが、1ステージ制、年間30試合とすることでナビスコカップを復活させた。 大会方式はたびたび変更されているが、昨年までの大半の大会では「グループステージ+準々決勝からのノックアウトステージ」という形がとられてきた。それを今年Jリーグは、J1からJ3まで全60クラブ出場、1回戦からのノックアウト方式に改めた。来年以降もこの形が踏襲される予定だ。 決勝戦は32大会中31大会が「中立地=もちろん国立競技場を含む」での1戦制だが、1997年の第5回大会はホームアンドアウェーの2戦制で行われた。対戦は「ジュビロ磐田×鹿島アントラーズ」。90年代後半のJリーグを牽引する2強である。第1戦は磐田で行われ、鹿島が劣勢だったものの、数少ないチャンスを生かして2-1で競り勝った。そして鹿島での第2戦は、鹿島が立ち上がりから圧倒し、5-1で連勝して初優勝を飾った。
大住良之
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