メルセデス・ベンツのフラッグシップSUV「GLS」が一部改良、さらに豪華に快適に
上質で高いプレステージ性を持つフラッグシップSUV
2023年12月14日、メルセデス・ベンツ日本はフラッグシップSUV「GLS」を一部改良して販売を開始した。究極のラグジュアリーSUV「メルセデス・マイバッハGLS」も同時に改良が加えられた。車両価格はGLSが1530万円~2030万円、メルセデスAMGが2780万円、メルセデス・マイバッハGLSが3220万円。 【写真はこちら】直列6気筒3L直噴ディーゼルターボエンジンに、48VシステムとISGを新たに組み合わせて電動化(全7枚) メルセデス・ベンツのフラッグシップSUVとして「GLクラス」の初代が登場したのは2006年。2代目は2012年に欧米で発表されているが、「GL」という名称はメルセデス・ベンツのSUV全体を象徴するネーミングとされ、2016年のビッグマイナーチェンジを機に、SUVを表す「GL」に車格を表す「S」が組み合わされて「GLS」へと名称を変更した。 「GLS」としては2代目(GLから数えると3代目)の現行型は2020年3月に日本に上陸。5mを超える伸びやかな体躯、存在感にあふれる佇まい、Sクラスのようなラグジュアリーな快適装備、大人7名がゆったりと乗車できるゆとりあるボディに、オンロード/オフロードを問わない走行性能を備え、上質で高いプレステージ性を持つSUVとして確固たる地位を築いている。 その後、ハイパフォーマンスなメルセデスAMG、ラグジュアリーなメルセデス・マイバッハGLSを追加し、さらに人気を高めている。
シリーズ全車に48VシステムとISGを装備して電動化
今回の一部改良では、従来の「GLS 400 d 4マティック」の直列6気筒3L直噴ディーゼルターボエンジンに48VシステムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、新たに「GLS 450 d 4マティック」として設定。 これにより、「GLS 450 d 4マティック」、V型8気筒4Lツインターボの「GLS 580 4マティック スポーツ」「マイバッハGLS 600 4マティック」、AMG V型8気筒4Lツインターボの「AMG GLS 63 4MATIC+ 」と、「GLS」シリーズ全車が電動化されることになった。 内外装のデザインにも手が加えられ、GLS 450d、GLS 580には4本の力強い水平ルーバーをあしらったフロントグリル、スポーティさを強調する新デザインのバンパーやアルミホイール、テールライトなどが採用されている。 装備面では、「ダイナミックセレクト」への「オフロード」モードの追加、ディスプレイにフロント部分下方の路面映像を映し出す「トランスペアレントボンネット」機能、ディプレイに情報をわかりやすく配置する「オフロードスクリーン」機能、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」と「MBUX ARナビゲーション」の標準装備化などが注目される。