阪神・青柳晃洋、「パドレス松井裕樹」橋渡しした代理人で大リーグ挑戦へ シーズン終盤に青柳の投球を見に来た米球団も
阪神の青柳晃洋投手(30)がポスティングによる米大リーグ挑戦を目指す。以前から強いメジャー志向を持っており、米球団移籍の願いは複数年にわたって球団側に伝えていた。 遅咲きの右腕が海外FA権を取得するのは、現状だと早くても2027年のオフ。それから34歳で米移籍となれば年齢面でのネックが大きくなるため、現実的にはポスティングで移籍を目指すしかなかった。 エージェントの選定も済ませている。すでに米大手のWME社と契約。松井裕樹投手(29)の楽天からパドレスへの移籍などを実現したブライアン・ミニティさんが代理人を務める。すでに青柳の意向を察知していたメジャー球団もあり、シーズン終盤も現地で投球視察を行っていた。 神奈川県出身の青柳は神奈川工科高―帝京大をへてドラフト5位で2016年に阪神入団。球威を評価した金本知憲元監督に見いだされ、徐々に成績を伸ばした。21年からは2年連続最多勝と圧倒的な成績を残した。 ここ2年は思うような成績が出せなかったが、体調面に問題はなく、投球で試行錯誤を続けていた。独特のアンダー気味サイドハンドの球威には以前から興味を示す米球団があった。
中日スポーツ