【更新】スペースX、スターシップの第3回飛行試験を早ければ3月14日に実施へ
【2024年3月14日21時28分更新】打ち上げ目標時刻は日本時間2024年3月14日22時25分(米国中部夏時間同日8時25分)に変更されています。 直近のロケット打ち上げ情報リスト 【2024年3月14日21時17分更新】スペースXによると、船舶に退去する時間を与えるために打ち上げ目標時刻は日本時間2024年3月14日22時10分(米国中部夏時間同日8時10分)へ変更されました。 【2024年3月14日20時54分更新】打ち上げ目標時刻は日本時間2024年3月14日22時2分(米国中部夏時間同日8時2分)に変更されました。スペースXによるとメキシコ湾の立入禁止区域から数隻の船舶を退去させているということです。 【2024年3月14日12時10分更新】スペースXは新型ロケット「Starship(スターシップ)」第3回無人飛行試験の打ち上げウィンドウについて、日本時間2024年3月14日21時0分(米国中部夏時間同日7時0分)から110分間と発表しました。ライブ配信はスペースXの公式X(旧Twitter)アカウント(https://x.com/SpaceX)にて打ち上げ30分前に始まる予定です。 = アメリカの民間宇宙企業スペースXは2024年3月7日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による第3回無人飛行試験を実施すると発表しました。規制当局の承認が得られ次第、早ければ米国の現地時間で2024年3月14日にも行われる見込みです。【最終更新:2024年3月7日11時台】 Starshipは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship」からなる全長121メートルの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしても「Starship」の名称で呼ばれています。スペースXによれば、両段を再利用する構成では100~150トンのペイロード(搭載物)を打ち上げることが可能であり、2段目のStarship宇宙船は単体でも地球上の2地点間を1時間以内に結ぶ準軌道飛行(サブオービタル飛行)が可能だとされています。 Starshipは米国テキサス州ボカチカにあるスペースXの施設「Starbase(スターベース)」を拠点に開発が進められています。同社は2019年8月から2021年5月にかけてStarship宇宙船の大気圏内飛行試験をStarbaseで数回実施して帰還時の降下姿勢や着陸姿勢を実証した後、2023年4月20日と同年11月18日にはSuper Heavyも含めたStarship打ち上げシステムの無人飛行試験を行いました。 これまでに2回行われたStarship打ち上げシステムの飛行試験では、Super Heavyを分離したStarship宇宙船は高度100キロメートルを超えて宇宙空間に到達した後、発射90分後にハワイ沖の太平洋へ着水する計画でした。しかし、第1回飛行試験ではSuper Heavyの分離前にコントロールが失われたため、飛行中断システムが作動して約4分で飛行試験を終了。Super Heavyを分離する直前にStarship宇宙船のエンジンを点火する「ホットステージング(hot-staging)」を採用した第2回飛行試験ではSuper Heavyの分離に成功したものの、高度約150キロメートルで飛行中断システムが作動したStarship宇宙船は発射約8分後に飛行試験を終了しています。