【ローズS・厩舎直送】前走衝撃Vのオーロラエックスが無傷の3連勝へ 「しっかり乗れています」
[GⅡローズステークス=2024年9月15日(日曜)3歳牝、中京競馬場・芝2000メートル、秋華賞トライアル] オーロラエックス(杉山晴)は前走の1勝クラス1着から約3か月ぶりとなる秋初戦。今回は無傷の3連勝と重賞初Vをかけて臨む。 「放牧から順調に帰ってきて、脚元の不安も全くなく、攻め馬もしっかり乗れています」と野坂助手は確かな口調。5日の1週前追い切りでは、主戦の松山を背に馬なりながら力強い脚さばきを見せた。仕上がりは上々の様子だ。 前走は、リニューアル後の京都芝1800メートルで最速の1分44秒4という衝撃の勝ちタイム。スタートで出遅れながらも追い上げて好位に取りつき、直線はメンバー最速の上がり(33秒6)を駆使して2着馬を差し切る完璧な内容だった。 しかし、ここまでのキャリアはわずか2戦。新馬戦後に深管の不安が出て、6か月の休養を要した。ここで無理をしなかったことで「前走は帰ってきたときにグッと成長して、体もがっしりしていた」と同助手は振り返る。圧巻だった前走時のデキをキープしているのは頼もしいかぎりだ。また、杉山晴厩舎と草間庸文オーナーのタッグが先週の土曜メイン・エニフSをエンペラーワケアで制した勢いも後押しする。 今回は初の重賞挑戦。メンバーレベルが一気に上がることがポイントになるが、実績馬をまとめて負かすだけの可能性を感じさせる存在でもある。同助手は「チャレンジャー精神で、今回どこまでやってくれるのか楽しみです」と笑顔で締めくくった。
東スポ競馬編集部