「嘘やろ嘘やろ…」長年愛された店が焼野原に 15棟焼けた臼杵市商店街火事から1週間 再建への道のりは
「絶対、私の使命」再建に向けた決意
60年以上営業しているこちらの眼鏡屋も建物が全焼する被害にあいました。 ◆メガネの豊福 山中健一さん 「(家族に)とにかく逃げろと外に出ろとだけしか言えなかった。あれ持つこれ持つというのは全く無かった」 店主の山中さんは消防団の分団長を務めていて出火当時は、店のことよりも消火活動を優先。結果、店頭に並んでいた数百本のメガネなどもすべて燃えてしまいました。 長年営業してきた店を突然失うことになった今回の火事。 大きな苦難に直面しながらも取材させて頂いた2つの店はこの八町大路での再建を諦めていません。 ◆松田玉香園茶舗 徳丸香枝さん 「絶対、私の使命と思っている。何らかの形でやる、それはもう決めているブレてない。移転する気もないしここで何らかの形で商売をする」 ◆メガネの豊福 山中健一さん 「助けてもらえるところはなるべくお願いをして早めの復興するにはどうしたいいか最優先に考えていかないといけない」
12月27日まで義援金を受け付け
ここからは臼杵市が行っている支援策についてみていきます。 まずは生活の再建です。今回の火事で被害にあった建物の中には住宅や、住宅兼店舗もあり住む場所を失った人たちがいます。 これに対し、市は市営住宅の空き部屋を用意していて被災した人は最長1年間、無償で住むことが出来ます。 現在、数件の問い合わせが寄せられているということです。また、住民票や印鑑証明書などの発行は無償で出来るようになっています。 続いてはお店など事業の再開についてです。 市は、被災した人に対するヒアリングを重ねた上で県と協力しながら支援を進めていく方針ですが、補助金の給付など具体的な対応はまだ決まっていません。 このほか市は市役所などに募金箱を設置して義援金を受け付けています。 振り込みでも受け付けていて、振込先は大分銀行、豊和銀行、伊予銀行などご覧の口座となっています 義援金は12月27日まで受け付けているということです。
テレビ大分