ちょいぽってりなサイドゴアが、いまモテる件
「今、旬でモテる靴」といえば、なんといってもアッパーが少しぽってりした靴。スニーカーやオックス靴が幅を利かせているこのジャンルですが、今シーズンは英国生まれのあのブーツが台頭しそうです。こなれたムードで履きこなしませんか?
ちょいぽってりで着脱もラク、が気分です
ここ数年、ちょいぽってりとしたボリューム感のある靴がシューズシーンのメインストリームに。スニーカーやオックス靴とバリエはさまざまですが、今シーズン、とりわけ注目度を高めているのが黒のサイドゴアブーツです。 もともと英国生まれのクラシックなブーツですが、その持ち味は何といってもシンプル顔にあります。余分な装飾が削ぎ落されたデザインは、ワーク系ブーツのような無骨さがなく、何にでも合わせやすいのが強味。 少しぽってりとしたフォルムのモデルをチョイスしても、旬なムードを楽しみつつも、野暮ったく見えず、適度にモダンな足元を演出してくれます。 ゆえに、スーツやセットアップから休日カジュアルまで、幅広く対応してくれるのは心強いかと。しかも靴紐を使わずにスムーズに着脱できるのもメリットです。 今回はヨーロッパ、アメリカ、日本のブランドから、今の着こなしにしっくりくる4足を厳選しました。
◆ モテるサイドゴアブーツ その1 「ジェイエムウエストン」/ワイズも選べるモードな印象の上品顔
定番の“ゴルフ”やローファーなど、あまたの名作靴を擁するフランスの老舗には、サイドゴアの名品も。「♯705」は、一枚革で仕立てられたメリハリの効いたグラマラスなプロポーションが存在感を放ちます。 他モデル同様、複数のウィズバリエからセレクトできますが、今のちょいぽってり具合を意識するなら、ウィズDやEがおすすめ(サイズによってウィズ展開が異なる場合あり)。 とはいえ、職人の手仕事によるセンターのクリースラインとボックスカーフの艶が、モードな雰囲気と色気を演出します。
◆ モテるサイドゴアブーツ その2 「レッドウィング」/つま先ぽってりのボリューム感は、まさに旬です
2021年に復刻を果たし話題となったレッドウィングの“クラシック チェルシー”こそ、ぽってりとしたつま先のフォルムが、まさに今の気分を体現しています。 もちろんワークブーツの王者ブランドならではの風格を持ち合わせていますから、デニムに無条件でマッチしますし、それでいてシンプルなアッパーは、グレスラにも難なく合わせられます。 中底にはクッション性の高いポロン素材が使用されているなど、アップデートした履き心地のよさにも定評があります。