木を伐採したはずみで別の木が…60代男性作業員死亡 安全確保が不十分と会社と社長に罰金命令
長浜区検は6日までに、労働安全衛生法違反の罪で土木工事業「コトブキ」(滋賀県米原市)と70代の男性社長を略式起訴した。昨年12月17日付。長浜簡裁は同24日付でそれぞれに罰金30万円の略式命令を出した。 起訴状によると、昨年3月25日、同市の山中で木の伐採作業をする際、作業員の安全が確保できる十分な立木との距離を取らせず、事前に決めた開始合図もせずに伐採したとしている。木を伐採したはずみで直前に倒した木が跳ね上がり、この木が頭部に直撃した60代男性作業員が死亡している。