業務上過失致死などの疑い 知床観光船事故 船長を書類送検
おととし知床半島沖で起きた観光船沈没事故で、第1管区海上保安本部はきょう、当時の船長を業務上過失致死などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。 業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで釧路地検に書類送検されたのは観光船「カズワン」の豊田徳幸船長です。 事故で死亡した豊田船長はおととし4月23日、荒天が予想される中で船を運航し船長として安全確保の義務を怠り、乗員乗客25人を死亡させた疑いが持たれています。 事件を巡っては今月、カズワンの運航会社「知床遊覧船」の社長桂田精一容疑者が業務上過失致死などの疑いで逮捕・送検されています。