競泳女子、17歳の成田実生、五輪へ弾み 記録会で自己ベストに迫り「自信になる」
30日に相模原市で行われた競泳の記録会にパリ五輪代表が出場し、女子400メートル個人メドレーは成田実生(ルネサンス金町)が4分36秒03でトップだった。 パリ五輪に初出場する成田が、夏に向けて弾みをつけた。女子400メートル個人メドレーを4分36秒03で制した。自己ベスト(4分35秒40)に迫る好記録に目を丸くし、「こんなにも自己ベストに近いとは。今日のタイムは五輪への自信になる」と声を弾ませた。 バタフライ、背泳ぎを余裕を持って泳ぎ、前半の200メートルを2分13秒38で折り返した。「自分では、いっている(飛ばしている)つもりはなかった」という。後半も伸びやかな泳ぎは健在で、「収穫のあるレース」と笑みを浮かべた。 大会直前まで長野県東御市で合宿を行っていた。数々の五輪選手を輩出した鈴木陽二コーチのグループと一緒に練習し、スピード持久力を鍛えた。厳しい練習を乗り越え、今回の好記録につなげた。 五輪まで残り約1カ月となった。夢の大舞台へ17歳は、「決勝に残って、メダル争いをすることを思い描いて頑張りたい」と目を輝かせた。(久保まりな)