【小学校低学年・中学年向け】読み継がれる“名作”といえば? 本のプロおすすめの5冊
「小学生に読んでほしい読み継がれる名作」を、子どもの本に詳しい「こども本の森 中之島」の館長と「もりびと」の皆さんに選んでもらいました。今回は、小学校低・中学年向けの本をピックアップしてお届けします。 【写真】開成高校出身・ぎん太さんの本棚はこちら ■きょうはなんのひ? 手紙を書く楽しさや、もらう嬉しさを味わえる絵本です。まみこが家の中に隠した10枚の手紙。お母さんが宝探しのように読み解くと、とっておきの結末が! ■三まいのおふだ 子の自立を見守る「親への教訓」と、ピンチの時は焦らず対処するとうまくいくという「子どもへの教訓」。「昔ばなし」を親子で読んで語り合ってみませんか。 ■「ミッケ!」シリーズ 実写的な絵のなかに隠れているものを探す視覚絵本。1ページを集中し、注意深く見るようになるでしょう。文章を読んで探すので、知らない言葉の意味を聞いたり調べたりして、新しい言葉と出合えるのも楽しいです。 ■魔女の宅急便 新米の魔女キキと黒猫ジジが海辺の町で宅急便屋を始めた1年間を描いた物語。全6巻に番外編も。映画では知らなかったキキの生活をのぞいてみませんか? ■光の旅 かげの旅 読み終わると「本をさかさまにしてごらん!」という文字。新しい発見がある、楽しい仕掛け絵本です。同じページなのに上下がかわると違う景色になる不思議さ。紙の本だからこその楽しみ方です。 〇選んでくれた人 こども本の森 中之島館長と「もりびと」の皆さま 建築家の安藤忠雄氏が設計・寄贈し、2020年7月に開館。壁一面の本棚には12のテーマに沿ってさまざまな本が並ぶ。寄付によって運営しており、おはなし会など多彩なイベントを開催する。 (取材・文/AERA with Kids編集部) ※AERA with Kids2022年春号より抜粋。 ※価格は税込み、掲載当時のものです。
AERA with Kids編集部