【フィギュア】SP首位鍵山優真「まあまあでした」今季自己最高まで1・73点の103・97点
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇15日◇ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP) 【写真】首位発進した鍵山優真 【ヘルシンキ=竹本穂乃加】22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が首位発進した。 今季自己最高まで1・73点に迫る103・97点を記録。4回転サルコー、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とジャンプ全てで加点をつけ「まあまあでした。明確に『スピンがちょっとダメだったな』という感じもあって、そこらへんが反省点です」と冷静に振り返った。 前週の第4戦NHK杯では、今季自己最高の300・09点で2連覇した。今季序盤から待ち望んだ大台に乗せても満足感はなく、今大会に向けては「NHK杯の自分を超える」意気込みで出陣。10日に閉幕した前戦から休養日はないが、開幕前に「疲れよりも、皆さんの前で滑れるのがうれしい」と意気込んでいた。 フリーは16日に行われる。上位3位以内に入れば、自力で2季連続となるファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)進出が決まる。連日の演技に向けて「しっかりと食事、睡眠をとって、いつも通り過ごせたらと思います」と冷静に見据えた。