ドジャース・ロバーツ監督が激白 オフの補強戦略 何としても流出阻止したい「2人の選手の名前」
4年ぶり8度目のWSを制覇したドジャースではチームをまとめたデーブ・ロバーツ監督の手腕も改めて評価されている。 【動画】優勝セレモニーで涙!T・ヘルナンデスが大観衆の声援に感極まる 投手陣や野手陣にも故障者が続出する中、様々な手段を用いてチームを前に進めた。 また、引き続き指揮を執ることが決まった監督の頭の中ではすでに来季に向けての構想が着々と固まりつつあるようだ。 ムーキー・ベッツが司会を務める番組に出演した際に来季に向けて流出を防ぎたい選手について言及した。 ベッツが司会を務めるスポーツ専門メディア『Bleacher Report』の野球アカウント「B/R Walk-Off」のトーク番組「On Base with Mookie Betts」のゲストとして出演したロバーツ監督は「サンタクロースにお願いしたいものは」と問われると「具体的な個人名で話をできるかわからないけど」と前置きしながら、「今年ブルペンで投げた男を連れ戻したいね。それと、重要な場面で投げられるFAの救援投手をもう1人サンタさんに連れてきてもらいたい。先発投手も欲しいね」と今季不安を露呈した投手陣整備について、様々な要望を口にした。 また野手についても言及。「ポストシーズンでチームのために(試合で重要な意味を持つ)ビッグホームランを何本か打ってくれた男を連れてきたいね。彼はラテンアメリカの国出身なんだ」とコメント。 米メディアでは指揮官が熱望した、野手で残留を望んでいるポストシーズンにも力を発揮した選手について、テオスカー・ヘルナンデス、さらに救援陣で必要な選手について、ブレイク・トライネンと推測している。 FAイヤーとなり去就が注目を集めているT・ヘルナンデスといえば、今季は154試合に出場、打率「.272」、33本塁打、99打点、12盗塁をマーク。故障者が多いラインアップを支え、チームの優勝への立役者の一人となった。PSに入っても地区シリーズでは打率「.333」、2本塁打をマーク。ワールドシリーズでも打率「.350」、第5戦では同点適時打もマークしていた。 一方、T・ヘルナンデスに関してはFA選手に対して決まった額での1年契約をオファーするクォリティング・オファー(QO)は拒否する可能性が高いと見られている。今季のQOが2105万ドル(約33億円)となり、これは昨オフに1年契約を結んだ金額より低い額となる。 ブルペンで中心的な役割を果たしたトライネンは今季50試合に登板、7勝3敗、16ホールド、防御率1.93の成績を残している。気持ちのこもった投球スタイルで知られる。 ドジャースではほかにもヤンキースからFAとなる若き大砲、フアン・ソトなどの獲得も浮上している。指揮官の要望含め、さらなる常勝軍団を築くための方策も注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]