内縁の夫と口論、寝具に火を付け自宅を全焼…被告の女に懲役5年求刑 鹿児島地検
自宅に火を付けて全焼させたとして、現住建造物等放火の罪に問われた錦江町田代麓、無職の女の被告(58)の裁判員裁判論告求刑公判が4日、鹿児島地裁(小泉満理子裁判長)であり、検察側は懲役5年を求刑した。判決は10日。 酒控えるよう指摘され内縁の夫と口論、自宅に放火 弁護側は「動機は自殺」と情状求める 鹿地裁初公判
検察側は、被告人の救助や消火に当たった内縁の夫の生命を脅かす危険があったとした上で、「酒を控えるよう指摘され口論となり火を付けた。自殺の意図があったとは考えられない」と論告した。弁護側は「動機は自殺であり、内縁の夫に処罰感情はない」などとして、執行猶予付きの判決を求めた。 起訴状などによると、被告は2023年2月13日午後7時半ごろ、内縁の夫と住む木造平屋の自宅で、ベッド上の寝具にライターで火を付けてふすまや天井などに燃え移らせ、自宅を全焼させたとされる。
南日本新聞 | 鹿児島