「コスプレに出会ってなかったら生きていないかも(笑)」福岡出身美人レイヤー夢彩さんに聞く半生
SNSの総フォロワーは30万人を越え、公式レイヤーなどもこなす福岡が産んだ美人コスプレイヤー・夢彩(ゆあ)さん。幼少期からアニメオタクだった夢彩さんがコスプレを始めたキッカケや、撮影前のこだわりなどを訊いた。(前編後編の後編) 【写真】コスプレ姿の夢彩さんと私服の夢彩さんの撮り下ろしカット【12点】 ――学生時代はどんな学生でしたか? 夢彩さん 美術を専門に学べる高校に通っていて、油絵を専攻して学んでいました。デッサン、デザイン、彫刻など美術的なことは一通り学びましたね。部活は美術部なんですが、運動部よりも活動していたくらい、すごくスパルタで、挨拶からすごく気合の入っている環境でした。 ――美術系の高校に進学した理由はなんでしょう。 夢彩さん 普通に高校に行くよりも、自分の好きなことを早いうちから専門的に学べる方がいいなという気持ちがありました。あと、勉強が苦手かつ絵は得意だったので、「絵で受かる推薦入試っていいな」という思いもありましたね(笑)。 ――アニメや漫画はいつから好きなんですか? 夢彩さん 小学2年生くらいの時点で『ローゼンメイデン』(原作はPEACH-PITによる漫画)や『xxxHOLiC』(原作はCLAMPによる漫画)など、ダークな世界観のアニメ作品が好きでした。家のテレビではいつもアニメ専門チャンネルの「アニマックス」や「キッズステーション」が流れていました。本格的に目覚めたのは『進撃の巨人』(諫山創による漫画)のエレンに出会ってからです。部屋が溢れるほどグッズを買ったし、痛バックも作ったり、コラボイベントなどにもよく行ってました。その頃から“推し”という感覚を持ち始めた気がします。 ――グッズ集めなど推し活を楽しんでいた夢彩さんが、コスプレを始めたキッカケを教えてください。 夢彩さん 始めたのは高校1年生の時。後輩の友達がコスプレをやっていることを知って「私もやってみたい」ってなりました。そしたらその友達が、コスプレイベントに連れて行ってくれたんです。そのときは創作コスプレを自分でイチから考えました。その友達がいなかったら今の私はいないし、今でも仲良くて大好きです! ――初めてのコスプレイベントの感想を覚えていますか? 夢彩さん 自分を媒体に二次創作をしている感覚で、こういう表現でオタ活を楽しめるんだ!って思ったらすごく楽しくって。これは今もなんですが、写真に残すこと、絵面を考えるのも楽しいです。1枚の絵って描くのにすごく時間がかかるんですけど、コスプレはパッと撮れるので自分にあっているなって思いますね。ただ、写真にもこだわるので、パッと終われないんですけど(笑)。 ――コスプレ写真を拝見すると、こだわりがたくさんありそうですね。 夢彩さん 撮影前は「こういうのを撮りたい」「こういう画面を作りたい」とイメージをまとめてから撮影に行くようにしています。それがある程度は定まってないと、形にするのが難しいなと思っているので。ギリギリになっちゃうことが多いけど、カメラマンさんにも事前共有をしています。私のイメージする構図やライティングがカメラマンさんに伝わってバシッと決まった時はテンション上がりますよ。