遠藤航&鎌田大地が“同時途中出場”で競演!! 首位リバプール、アリソン負傷交代も未勝利クリスタル・パレスに勝利
[10.5 プレミアリーグ第7節 クリスタル・パレス 0-1 リバプール] プレミアリーグは5日、第7節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプールとMF鎌田大地所属のクリスタル・パレスが対戦した。首位を走るリバプールがFWディオゴ・ジョタの決勝点により、1-0で勝利。ともに今月の日本代表に選出されている遠藤と鎌田はいずれもベンチスタートだったが、後半43分ごろから同時投入され、アディショナルタイムも含めた約8分間の競演を果たした。 【写真】「金髪美少女」「一段と可愛く…」「アカンやつ」元なでしこ岩渕真奈さんのモデル姿に称賛殺到 試合は前半9分、リバプールのゴールで幕を開けた。左サイドの高い位置まで持ち上がったDFコスタス・ツィミカスのスルーパスにFWコーディ・ガクポが抜け出し、グラウンダーのクロスを送ると、これにジョタが反応。上手くDFタイリック・ミッチェルの前に入り込んでワンタッチで押し込んだ。 ビハインドを負ったクリスタル・パレスは前半17分、DFダニエル・ムニョスが負傷でピッチを離れ、元リバプールのDFナサニエル・クラインを投入。その後もリバプールの優勢が続き、同34分には右サイドを打開したMFライアン・フラーフェンベルフの折り返しからジョタが惜しいシュートを放った。 なかなか攻め手がないクリスタル・パレスは前半アディショナルタイム2分、センターバックのDFマクサンス・ラクロワが持ち上がってスルーパスを送ると、オフサイドラインギリギリでFWイスマイラ・サールが相手最終ラインのギャップを突き、DFフィルヒル・ファン・ダイクをかわしながらシュート。だが、GKアリソン・ベッカーのファインセーブに阻まれた。 1-0で迎えた後半もリバプールの優勢。それでも同11分、ファン・ダイクの浮き玉パスで一気にエリア内に侵入し、FWモハメド・サラーがボレーで狙うも、GKディーン・ヘンダーソンのスーパーセーブに阻まれる。その後もセットプレーも有効に使いながら攻め込んだが、なかなかゴールを破ることができなかった。 するとクリスタル・パレスは後半19分、MFジェフェルソン・レルマがフラーフェンベルフからボールを奪うと、縦パスをFWジャン・フィリップ・マテタが落とし、FWエディ・エンケティアが滑り込みながらシュートを狙う。だが、これはアリソンがファインセーブ。同25分にもDFウィル・ヒューズの持ち上がりから右サイドを打開し、FWエベレチ・エゼがシュートに結びつけるも、これもアリソンにセーブされた。 ところが後半31分、そのアリソンに痛いアクシデント。プレー中に右足もも裏を痛めてピッチに座り込み、23歳のチェコ代表GKビテツラフ・ヤロシュとの交代を強いられ、2020年の加入からローン先での武者修行が続いていたヤロシュはこれがリバプールデビューとなった。それでも同39分、またもパレスはヒューズを起点としたカウンターで3対2の状況を作り、マテタのパスからエゼが狙うも、ここはヤロシュが冷静なセーブを見せた。 そうして迎えた後半43分、ベンチスタートだった日本人選手にようやく出場機会が訪れた。クリスタル・パレスはDFトレボ・チャロバーに代わって鎌田を投入。一方のリバプールもこのタイミングでMFカーティス・ジョーンズに代わって遠藤が入り、日本人対戦で2人が同時起用されるという珍しい状況となった。 そこで見せ場を続けたのは遠藤だった。後半45分、まずは鋭いスライディングタックルで相手のボールを奪い、そのまま味方のカウンターチャンスを創出。さらにアディショナルタイム4分には鋭い持ち上がりから味方につなぎ、そこからMFドミニク・ショボスライが惜しいミドルシュートを放った。 また後半アディショナルタイム5分には、遠藤が左コーナーフラッグ付近でボールをキープし、時間稼ぎにも成功。一方のクリスタル・パレスはなかなか攻撃の形を作れない中、鎌田のロングフィードが遠藤にブロックされ、通らないシーンもあった。そのまま試合はタイムアップ。リバプールが開幕7試合目で6勝目を手にし、首位をキープした。一方のクリスタル・パレスは3分4敗と未勝利が続いている。