「昭和レトロ」がZ世代に人気!? 「ラジカセ」や「黒電話」が高く売れるかも? 売れ筋や相場を紹介
ここ数年、空前の昭和レトロブームが起こっていることをご存じでしょうか。Z世代を中心に昭和時代の家電や家具、ゲームなどが人気を集めています。自宅に昭和時代の家具や家電などが眠っていた場合、リサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性があります。 今回は、昭和時代のアイテムの売れ筋や買取相場を紹介します。
昭和レトロブームの火付け役はZ世代
日経トレンディが発表した「2021年ヒット商品ベスト30」では、第4位に「昭和・平成レトロブーム」がランクインしました。日経トレンディでは、レトロブームを象徴するものとして、「ノスタルジー施設」「横丁」「レトロ雑貨」「シティポップ」などを挙げています。 実は昭和レトロブームは2000年代から徐々に始まっており、今回のブームの火付け役はZ世代といわれています。Z世代とは、1990年半ばから2010年序盤生まれの世代です。総務省が2023年4月に発表した人口推計によると、2022年(令和4年)10月1日時点の昭和生まれの人口は約8700万人で、全人口の約7割を占めています。 昭和生まれにとって昭和は懐かしい記憶の1ページですが、Z世代にとっては新鮮で憧れを持つ対象なのかもしれません。
フリマアプリで人気の昭和レトロアイテム
断捨離や実家の片付けをしている際に、古びた昭和アイテムが出てきた経験はありませんか。 昭和の家具や家電を捨ててしまうのはもったいないかもしれません。というのも、昭和レトロブームを受け、フリマアプリやオークションでは昭和時代のアイテムが取引されているためです。 フリマアプリで売れやすい昭和アイテムには、「ラジカセ」「黒電話」「扇風機」「レトロ食器」などがあります。フリマアプリで「黒電話 ダイヤル式」と検索したところ、多くの黒電話がヒットしました。使用感のある黒電話が大半ですが、1800円から5000円程度で取引されているようです。中には5万円以上で出品されている黒電話もありました。
昭和レトロアイテムの買取相場
フリマアプリやオークション以外では、買取サービスを利用して昭和アイテムを買取ってもらう方法があります。今回は、黒電話と扇風機の買取価格をそれぞれ見ていきましょう。 黒電話の買取相場は、3~6号の黒電話が2000円~7000円程度、昭和35年前後の6号卓上式が1万円~4万円程度です。NTTの前身である電電公社のマークが付いている黒電話や、昭和20~30年代に製造された黒電話はとくに高値で取引されているといいます。 また昭和に製造された扇風機の買取価格は、最大1万円程度です。昭和後期に製造された扇風機は現代と大きくデザインが変わらないため、高値は付きにくいでしょう。本体が黒色のもの、金属製の羽が4枚ついているもの、羽が原色のものなどはとくに人気が高く、高値で取引されるようです。
自宅や実家に昭和アイテムが眠っていないか探してみよう
空前の昭和レトロブーム受けて、昭和の家具や家電が高値で取引されています。断捨離や引っ越しなどで部屋を片付けていて、昭和アイテムが出てきた場合は、捨てずにフリマアプリやオークションに出品してみてはいかがでしょうか。 ガラクタだと思っていた品物が思わぬ高値で売れる可能性があります。実家に帰省した際に、昭和アイテムを探してみるのもおすすめです。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部