キャベツ1玉500円超も… いつまで続く?野菜の高値、一方でお得な野菜は?【Nスタ解説】
トマトやにんじんは1年間ずっと高い。白菜は1玉1000円だった時期もありましたが、今も高い。とにかく野菜は一年中高かったということなんです。 ホランキャスター: 旬ではない時期に買おうとすると割高になるだろうなとは思いますが、旬の時期にも高く、1年を通して高かったのですね。 秋元里奈 代表: 今はどんどん高温になってきているので、元々産地だった場所がそうではなくなっています。農家さんも一気に作るものを変えたりはできないので、実はもう少し北の方が作りやすいけど、そのまま昔の産地で作っていたりする。そこで不作になってしまったことで、このように大きな影響が出ているのかなと思います。 全体的に値上げしている中で言うと、食品の値上げの一つぐらいの感覚で受け入れていただけたらなと思いますが、農家さんからすると、かなり苦しい状況は続いてますね。 ホランキャスター: 作るものを変えるといっても、農家さんはその作物の専門のノウハウがありますよね。切り替えるのは簡単ではないですよね。 秋元里奈 代表: 簡単ではないです。近いもの、変えやすいものはありますが、ガラッと変えるとなると、もちろん作り方も違えば適する土壌も違うので、一気に切り替えるのはなかなか難しいです。 ■野菜の摂取量は過去最少に 井上キャスター: これだけ値段が高い状況でも、個人的な感覚としては健康志向もあるので、野菜の摂取量はある程度増えているのかなと思っていたら、今年出た厚生労働省の統計を見ると、野菜の摂取量は過去最少になっていて、若者が特に食べない。それは「食べチョク」を運営していて感じますか? 秋元里奈 代表: 私たちのサービスでは、どちらかというとわざわざ食材を農家さんから取り寄せたいという方が多いので、あまりそこでは感じません。ただ農水省は今、野菜を食べてほしいということでキャンペーンもやっています。小麦や麺類、パスタ類といったある意味代替するものが増えてきているので、野菜の消費量自体は全体として苦しい上、それを超えるぐらい不作になっているので値段も高くなっているのかなと思います。