ＤｅＮＡの代打筒香が左前適時打を放つ

◇１６日　「２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ　セ」ファイナルステージ第１戦　巨人０―２ＤｅＮＡ（東京ドーム） 　ＤｅＮＡの筒香嘉智外野手が１点リードの７回１死一、三塁から代打で出場し、貴重な追加点を奪った。「代打・筒香」が告げられると、左翼席のＤｅＮＡファンは大歓声。その直後、カウント２―２からの５球目、左腕・高梨のスライダーをはじき返して左前適時打とすると、その歓声が絶叫に変わった。 　「ヒットコースに飛んだと分かりました。２ストライクだったので、いろんな球に対応できるように待ってました」 　経験を生かし、ここぞの場面で打った。「次の１点はものすごく大事な１点だったので、ランナーをかえすことが大事だった」と集中した。 　ファーストステージの阪神戦は打線がけん引し連勝。ファイナルステージ初戦のこの日は２得点だが、米国帰りの筒香が大きな一打で勝利に貢献した。 　「（みんな）タイガースのときから非常に状態がいい。僕自身どうこうというのはないので、試合に勝つために全員がやる、それだけだと思います」と話した筒香は「（リーグ）優勝したジャイアンツが１勝（アドバンテージ）の中でこれで１勝１敗。非常に大きいゲーム」と喜んだ。 　三浦監督は「いい流れでつないでいけたと思います。筒香もああいう場面で（出ると）球場の雰囲気がグッと上がりますから。大きな追加点なった」とご機嫌。「勝負強いし経験もある。非常に大きな存在です」と目尻を下げた。