女子ゴルフ 桑木(岡山市出身)がプロ初優勝 資生堂レディース
女子プロゴルフのレギュラーツアー「資生堂レディース」は30日、神奈川県の戸塚CC(6697ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、首位と1打差の2位で出た岡山市出身の桑木志帆(21)が69で回り、通算11アンダー、205で逆転し、ツアー初優勝を飾った。倉敷芸科大在学中で、ツアー参戦4季目、通算93試合での悲願達成となった。 桑木は前半で1打伸ばしてトップで折り返し、後半は12、16番でバーディーを奪って2打差で逃げ切った。初日に首位発進すると連日、優勝争いを繰り広げ、昨年はプレーオフの末に2位に終わった同じ舞台で雪辱を果たした。荒天のため第2日が中止され、3日間の短縮開催となった。 岡山・後楽館中3年の2017年と理大付高1年の18年に中国女子アマチュア選手権を連覇。21年のプロテストに一発合格し、同年の新人戦加賀電子カップ優勝。初のシード権を得て迎えた今季は前戦までの17試合でトップ10入り7度と安定した成績を残していた。 岡山勢のツアー勝利は、22年の住友生命レディース東海クラシックを制した尾関彩美悠(あみゆ)(21)=倉敷市出身=以来2年ぶり。