霞ヶ浦、前半の1点を守り切り2年連続で関東大会へ
令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選の準決勝が5月8日にト伝ノ郷運動公園で行われ、3年ぶりの本戦出場を目指す古河一と大会連覇を狙う霞ヶ浦が対戦。1-0で霞ヶ浦が完封勝利を収め、関東大会への切符を手にした。 【フォトギャラリー】古河一 vs 霞ヶ浦 立ち上がり勢い良く攻める霞ヶ浦がいきなり試合を動かす。9分、FW藤原涼太(3年)のCKのこぼれ球に反応したMF8原龍三郎(2年)が頭で押し込む。更に追加点を狙う霞ヶ浦は22分、MF10青野嘉寿紀(3年)のロングスローからの混戦で最後はFW9吉沢友慶(3年)が右足でシュート。34分には吉沢からMF坂田俊輔(3年)、藤原と鮮やかに繋ぎチャンスを作るが、決めきれない。一方、前半は押し込まれる展開が多かった古河一だったが追加点を許すことなく、試合を折り返す。 後半に入り53分に古河一は3枚を同時に交代し得点を狙う。この選手交代から古河一が徐々にペースをつかみだす。61分、右サイドをFW10福島樹(3年)が突破しクロスを上げMF11大塚昴世(3年)が足で合わせるも、惜しくもゴール右に外れる。その後も両サイドを起点に押し込む古河一だったが、霞ヶ浦はDF2森田聖(2年)、DF4榎本悠斗(3年)、DF5川口慶悟(2年)が中央をしっかりと守りゴールを割らせない。 後半は一転して押し込まれる時間が続いた霞ヶ浦だったが、古河一の背後をつく効果的なカウンターを繰り出し69分、吉沢が意表を突いたロングシュート。これはポストに嫌われゴールならず。75分にもMF12高萩一翔(3年)が右サイドから一気に攻め上がり、再び吉沢がシュートを放つが古河一DFに阻まれる。一方、後半に入り息を吹き返した古河一だったが最後までゴールが遠く。試合は前半の1点を守り切った霞ヶ浦が勝利し関東大会の切符を手にした。霞ヶ浦は第1代表の座をかけて決勝で準決勝をPK戦で勝ち上がったきた明秀日立と対戦する。 (文・写真=古部亮)