ジュリアが爆弾発言!アイスリボン・藤本つかさに対戦要求、日本最終戦8・25新木場に向け「1分でもいい、リング上で語り合うチャンスをください!」【週刊プロレス】
リングで会わなきゃいけない人がいる
WWE移籍が決定的とみられるマリーゴールドのエース、ジュリアが8・25新木場でおこなわれる日本最終戦1分掛けに向けて、超ド級の爆弾を投下した。マリーゴールド8・19後楽園ホール大会で桜井麻衣との激闘を制したメインイベント後、ジュリアはかつて所属したアイスリボンの象徴、そして自らをプロレスの世界に導いた藤本つかさに対戦をアピールした。 ジュリア「8月25日にボーナストラックとして所属選手と全員掛けをさせてもらいます。すいません。所属選手たちと闘いたいんだけど、どうしてもここでひとりだけ、ひとりだけ、リングで会わなきゃいけない人がいるなと思っていて。…私もその人には言いたいことたくさんあるし、たぶんその人は私のことブン殴りたくてたまらないんだろうなって思う。私をこの世界に引きずり込んだ女、アイスリボンの藤本つかさ! 今日が最後のつもりで闘ってきたし、ラストマッチっていう気持ちは変わらないんだけど、変わらないんだけど、でも25日であなたと1分でもいい、リング上で語り合うチャンスをください。藤本つかさ、アナタにこのメッセージがあなたに届くように! よろしくお願いします!」
ジュリアとアイスリボンの禁断の関係
2019年10月、ジュリアはアイスリボンをスキャンダラスな形で辞め、かつて所属したスターダムに移籍。以来、ジュリアとアイスリボンは事実上の絶縁状態に。時おり、ジュリアはメディアを通して古巣の名前を出すことはあったが、アイスリボン側は黙殺。今春アイスリボンとスターダムの間にあった禁断の扉が開き、約8年ぶりに両団体の交流が生まれたが、それはスターダムが岡田太郎社長率いる新体制に移行したことが大きかった。見方を変えればジュリアやロッシー小川マリーゴールド代表こそ“禁断”の象徴的存在だった。 ジュリアも当然、そんな状況は理解している。まして藤本はアイスリボン8・24後楽園で再び休業に入る。仮にジュリアとアイスの禁断の関係がなかったとしても、実現の可能性は限りなくゼロに等しいだろう。 それでもジュリアは藤本と闘いたかった。 8・25新木場で日本での活動に区切りをつけ、9月には渡米する予定のジュリアにとって、アイスリボンは心に刺さったままのトゲ。ジュリアをプロレス界にスカウトした“アイスの象徴”藤本と最後に、仮に1分だったとしても闘いたい――プロレスデビューから日本ラストマッチまでをジュリア第1章だとするなら、アイスとの邂逅、藤本との闘いが第1章を埋めるラストピース。いろいろあったが、ジュリアにとってアイスリボンが生まれ故郷で、藤本がプロレスラー・ジュリアの生みの親であることは揺るぎのない事実なのだ。 まさかの爆弾投下に、アイスリボンは、そして藤本はどんな答えを示すのか。二度と交わることはないと思われた2人の人生はここで交錯するのか。それとも、やはり交わることはないのか。 ジュリア最終戦まであと6日、事態は風雲急を告げてきた。
週刊プロレス編集部