【MLB】 佐々木朗希にとって興味深いフィットとは パドレス、パイレーツら6球団
日本時間11月25日、MLB公式サイトはポスティングからメジャー挑戦を目指す佐々木朗希について特集。佐々木にとって興味深いフィットとなる6球団を各地区から選んだ。6球団の中にはナ・リーグ西地区からパドレス、ア・リーグ西地区からマリナーズなどが選ばれた。 ア・リーグ東地区から選ばれたのはレッドソックスだった。レッドソックスの本拠地ボストンは、ニューヨークやロサンゼルスに劣らないビッグマーケット。さらにレッドソックスは今オフ大型補強を狙っており、既にフアン・ソトやコービン・バーンズの争奪戦に加わっていると報じられている。若い投手が多い先発ローテに佐々木のような強力な投手を加えたいと思うのは自然なことだ。 そして、ア・リーグ中地区からは久々のプレーオフ進出を果たしたタイガースが選ばれた。タイガースはまだまだ発展途上の若いチームであり、今オフは黄金期形成を目指して積極補強に打って出ると予想される。佐々木が今季サイ・ヤング賞のタリック・スクーバル、そして有望株投手のジャクソン・ジョーブとトリオを組み、今後数年間球界を席巻する姿は見られるだろうか。 強力エースとのタッグ、発展途上のチームという項目に当てはまるのは、ナ・リーグ中地区から選ばれたパイレーツ、ナ・リーグ東地区から選ばれたナショナルズも同様だ。パイレーツは今季新人王&サイ・ヤング賞投票3位に輝いたポール・スキーンズを擁する。佐々木が1個下のスキーンズとダブルエースを組み、互いに切磋琢磨して今後10年間「世界最高の投手」の称号を争うようであれば、球界は盛り上がることだろう。そして、ナショナルズも有望株ジェームズ・ウッドらを擁し、再建脱出に向けて動きを加速させている。 そして、日本との繋がりという点で注目されるのがマリナーズとパドレスだ。マリナーズは今オフの投票で殿堂入り確実のイチローを筆頭に、多くの日本人選手がプレーしてきた過去がある。また、パドレスもダルビッシュ有や松井裕樹を擁し、同地区のドジャースには大谷翔平や山本由伸もいる。ドジャースとパドレスという近年のMLBで最大のライバル関係の中で、大谷やダルビッシュに加えて佐々木もしのぎを削ることになれば、ヒートアップは必至だ。