「子どもたちから元気をもらった!」ラグビー日本代表、宮崎県でクリニックを開催
そして、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は、その4カ所を歩いて回りながら「もっと、まっすぐね!」「素晴らしい」「いいね!」などと選手たちに声をかけていた。
女子ラグビーを強化している富島高校で部長を務める、日本体育大学ラグビー部のOBの前田佑人先生は、「普及はもちろんですが、富島高校では、3年後の国民スポーツ大会に向けて女子選手を強化しています。日本代表コーチ、選手からこういった機会は大変ありがたいですし、選手たちにも良い刺激になりました」と話した。
練習を終えて、ジョーンズHCは「練習をするとき、前日よりも良い選手になるように心がけてほしい」「才能がある選手がいっぱいいた。ハードワークして真剣にトレーニングして、夢を実現してほしい」などと挨拶した。
そして、ジョーンズHCは、「スキルがめちゃくちゃ良かった」と高校生約70人から今日のMVPに富島高校ラグビー部1年のバレンタイン・ジェナ選手を選び、着用していた帽子をプレゼントした。
ジェナ選手は、「今日は緊張しましたが、MVPを取れるようにアピールしました。日本代表のHCのエディーさんが言ったことを1つ1つ信じて、これから日本代表になるためがんばりたい。一番プラスになったのは木村選手に教わったタックルです。将来はオリンピックに出たいです」と声を弾ませた。
ラグビークリニック終了後、宮崎出身のPR竹内選手と、PRオペティ・ヘル選手が報道陣に対応した。
ヘルは、「子どもたちのエナジーと明るさから、自分もエナジーをもらって身体の疲れが吹き飛んだ。日本代表として子どもたちに接することができて、彼らの日本代表になりたいというモチベーションを上げることができたかな」と大きな笑顔を見せた。
また、ご当地選手で大人気だった竹内も、「これだけたくさんの小学生のラグビー選手が宮崎にいて、目を輝かせながらラグビーボールをずっと触っていた。昨日、ハードな練習で疲れていたが、元気をもらって、明日からがんばろうというやる気に満ちあふれている」。