森脇龍星と花田颯が公開スパー ET-KINGのゲスト出演も決定
プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(37)がファウンダーとして手がける興行「3150FIGHT vol.9」(28日、滋賀ダイハツアリーナ)に出場する森脇龍星(20)、花田颯(21)=いずれもKWORLD3=が2日、大阪市内の所属ジムで公開スパーリングを実施。ともに将来を期待される「3150エリート」の2人は3分×2回の手合わせの中でそれぞれ力強いパンチを打ち込み、闘志を高めた。 森脇は52・8キロ契約6回戦でリム・シーブラム(23)=カンボジア=、花田はスーパーフライ級8回戦で近藤冬真(27)=蟹江=と対戦する。 小学生時代に極真空手の世界大会で2度優勝した経歴を持つ森脇は今年3月のデビュー戦ではタイ人選手に2回TKO勝ち。今回のプロ2戦目に向け、「日本で一番練習していると思っている。しっかり倒して勝ちたい」と意気込み、将来的には「(亀田)興毅さんを超える人気の選手になりたい」と目を輝かせた。 相手のシープラムはカンボジアから初の来日選手で、プロとしてはデビュー戦となるが、アマチュアでは29勝7敗2分の戦績で、同国のアマ王者に輝いた実績もある。 一方、79戦62勝17敗と豊富なアマ経験を誇る花田は昨年10月のプロ2戦目で当時WBA世界スーパーフライ級12位だった格上のレネ・ビビアーノ(メキシコ)に挑み、8回TKO負け。このとき以来の再起戦に「前回の反省をすべて成長につなげてきた。絶対に勝って次に進みたい」と必勝を誓った。プロ戦績は1勝(1KO)1敗。 亀田ファウンダーは「花田は超ショートレンジの好戦的な〝どファイター〟。森脇は器用でスピードもあり、距離感もうまい。(当日の興行を)盛り上げて欲しいし、いずれはタイトルに絡むボクサーになって欲しい」と期待を込めた。 当日はIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24)=ワタナベ=が同級1位のペドロ・タドゥラン(27)=フィリピン=の挑戦を受ける3度目の防衛戦をメインに計7試合が行われる予定。ハーフタイムショーに関西出身のJ-POPユニット「ET-KING」が登場し、会場を盛り上げることも決まった。