来シーズンの活躍誓う ソフトバンク・大野投手が帰郷 龍郷町役場を表敬訪問
プロ野球・ソフトバンクホークスの大野稼頭央投手(20)が17日、地元の龍郷町役場を訪れ竹田泰典町長らを表敬した。大野投手は「今シーズンはいい形で終わることができた。来年は開幕から1軍で投げられるように頑張っていきたい」とあいさつし、役場職員から激励の拍手が送られた。 大野投手は同町戸口出身。大島高校では野球部のエースとしてチームをけん引し、2年時に離島勢初の県大会優勝、同校初の九州大会準優勝と8年ぶりの選抜大会(春の甲子園)出場を果たした。2022年10月のドラフト会議でソフトバンクから4位指名を受け、入団。今年は2軍戦も初めて経験した。 大野投手は帰省と自主トレーニングを兼ねて帰島、今月12日から1月5日まで滞在する。ウエートを中心にランニングなどのトレーニングを予定。1月3日に同町である「二十歳のつどい」にも参加する。17日は町役場で職員総立ちの出迎えを受け、町長室で職員から求められたサインや握手に応じた。 2年弱のプロ生活を振り返り「うまくいかないことも多々あるが、トータルで見たら順調に成長できている。2月のキャンプのスタートから先発ローテーション争いで開幕1軍を狙いたい」と意気込んだ大野選手。「高校まで支えられてきた地元。たくさんの方に応援してもらっているので、期待に応えられるように成長して恩返しする」と地元への思いも語った。 竹田町長は「とにかくけがをせずにしっかりと基礎体力を作り、活躍してほしい」とエールを送った。