阪神・岩崎優、まだまだ若いものには負けん! 来季34歳シーズン…藤川監督から指名、守護神の誓い!
阪神・岩崎優投手(33)が22日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億円でサインした。来季が4年契約の3年目。藤川球児監督(44)から来季クローザーに指名されたベテランは、石井や桐敷ら若手ブルペン陣に負けない数字を残すことを公約に掲げた。 自分を目標にしてくれる若手に負けるわけにはいかない。岩崎は「球団の方からよく頑張ってくれたと(言われた)」と交渉の席でのやり取りを明かしたが、今季の数字には満足していなかった。 「最低限という感じです。ほかのブルペン(陣)に負けてしまったところがあった」 今季は60試合に登板し、4勝4敗、防御率2・20。ゲラとWストッパーを務め、23セーブ、17ホールドと奮闘したが、「防御率だったり、細かいところでは被打率だったり」と不満を口にした。 今季は自らの提案で、項目ごとにブルペン陣で№1を競い合った。防御率は富田が同0・76(33試合登板)でトップ。石井は1・48、ゲラは1・55、桐敷は1・79だった。被打率も富田、石井(ともに・200)に及ばず・227に甘んじた。 「自分が数字を出さないと。言っていること、やっていることに勢い(説得力)が出ない」 既に藤川監督から来季の守護神に指名されている。この日、指揮官は兵庫県内でテレビ局主催のゴルフコンペに参加後、岩崎について「彼らしくやってくれればいいというのが一番。能力があるので。彼のやりやすいようにやってもらえればいい。それだけ信用している」と期待を寄せた。 岩崎は「監督からは『まだまだだぞ』と言われた。まだまだ成長できるように、年齢のせいにしないように」と誓った。来季34歳シーズンを迎えるベテランが、藤川虎の屋台骨を支えていく。(三木建次)