世界の強豪、パリ五輪代表候補が集う寛仁親王記念ワールドグランプリに注目
世界の強豪、パリ五輪代表候補が集う寛仁親王記念ワールドグランプリに注目
5月18日から19日の2日間、千葉県のTIPSTAR DOME CHIBAで世界中からトップアスリートが集う「第11回寬仁親王記念ワールドグランプリ国際自転車競技大会トラックレースラウンド」が開催される。ここではパリ五輪代表候補の活躍も期待される同大会の魅力を紹介する。
国際色豊かな学生トラック競技の祭典
5月18日から19日の2日間、千葉県のTIPSTAR DOME CHIBAで「第11回寬仁親王記念ワールドグランプリ国際自転車競技大会トラックレースラウンド」が開催される。この大会は、自転車競技における国際交流と国内学生選手の競技力向上を目的とした国際大会で、2014年の第1回大会から数えて今年で11回目を迎える。 大会名に冠された「寬仁親王」とは、1990年に日本で開催された世界選手権自転車競技大会で名誉総裁を務められた三笠宮寬仁親王殿下のこと。殿下のご遺志を受け継ぎ、学生自転車競技の発展に尽力されてきた日本学生自転車競技連盟が主催するこの大会は、まさに学生トラック競技の登竜門と言えるだろう。
世界のトップ選手が集結、注目の競技は?
今年の大会には、オーストラリア、中国、香港、台湾から7チーム・33選手、そして日本からは大学15校に加えナショナルチームや実業団など合計75選手がエントリー。ケイリン、スプリント、オムニアム、マディソンの4種目で熱戦が繰り広げられる予定だ。 中でも注目なのがオムニアムだ。オムニアムは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目で争われる複合競技。2021年の東京オリンピックでは、日本の梶原悠未選手が銀メダルを獲得したことでも記憶に新しい。今大会は「全日本学生選手権オムニアム」を兼ねており、学生日本一の座をかけた熱い戦いが期待される。 また、8月のパリ五輪に向けて代表入りを目指す選手たちの走りにも注目が集まる。4月に行われたUCIトラックネーションズカップで日本代表として活躍した池田瑞紀選手、水谷彩奈選手、内野艶和選手、垣田真穂選手らの雄姿が見られるかもしれない。