秋田駒ヶ岳「今後の活動の推移に留意を」仙台管区気象台【岩手】
仙台管区気象台は10日午前、岩手と秋田にまたがる秋田駒ヶ岳について、火山の状況に関する解説情報を発表しました。 噴火警戒レベル1、活火山であることに留意を継続しています。 秋田駒ヶ岳では、10日午前7時ごろから山の北側で火山性地震が増加しています。 火山性地震の震源は男女岳の北約3kmの深さ約1kmと推定され、10日午前7時から午前9時までに129回観測しています。 低周波地震や火山性微動は観測されず、地殻変動観測や監視カメラによる観測でも特段の変化は認められていないということです。 現時点では地震活動以外の観測データに変化は認められませんが、仙台管区気象台は今後の火山活動の推移に留意するよう呼びかけています。 山に立ち入る際は、最新の火山情報を確認のうえ、異常を感じたら直ちに下山するなどの行動を取ってほしいとしています。