生徒に体罰、高校教諭を戒告・県教委
顧問を務める運動部の生徒に対し、頭をたたいたり長時間体育座りをさせる体罰をしたとして、青森県教育委員会は13日、西北地域の高校の男性教諭(39)を戒告の懲戒処分にしたと公表した。処分は10月29日付。 県教職員課によると、男性教諭は2023年8月ごろから24年1月ごろの間に、部活動の指導中、生徒1人に約2時間体育座りをさせたほか、生徒3人の頭を手に持っていた電子ホイッスルでたたき、耳元で鳴らした。また生徒3人の頭をたたき、肩をつかんで突き飛ばすなどした。 教諭は県教委の聞き取りに「勝たせなくてはいけないという使命感に駆られて感情的になってしまった」「指導者として許されることではない。関係生徒に申し訳ないことをした」と反省の弁を述べたという。現在はこの部活の指導から外れている。 県教委はこのほか、ともに青森市内の国道で信号を見落として人身事故を起こした特別支援学校の女性講師(44)と、東青地域の小学校の女性講師(46)をそれぞれ減給1カ月と戒告の懲戒処分にしたと発表した。