上天草の食材、東京のシェフにPR クルマエビ、天草大王、パール柑…特別メニューを提供へ
上天草市の農水産物の販路を広げようと、市や地元農協、漁協などでつくる協議会が11、12日、東京都内のレストランからシェフ5人を招き、生産現場を巡って食材をPRした。 2年ぶりの開催。一行はクルマエビの養殖場、ブランド鶏の天草大王の飼育場、パール柑、オリーブの農園など市内7カ所を視察。味の特長や生産過程を解説する生産者の話に、熱心に聞き入っていた。 渋谷区のフランス料理店「イドル」のオーナーシェフ金川大輝さん(33)=熊本市出身=は「海産物をはじめ、農産物も良質な食材が豊富で感動した。メニューに取り入れ、熊本のPRに一役買いたい」と絶賛した。 協議会は、今回視察した現場などで生産された市内の農水産物を、シェフたちが所属する各店に提供。来年2月から1カ月程度、これらを使った特別メニューを出す。(丸山宗一郎)