【兵庫県知事選】県民は誰をリーダーに選ぶ?過去最多7人の立候補者の『訴え』 最大争点は「県政の立て直し」と「知事の資質」 11月17日(日)投開票
共産党推薦・医師 大澤芳清さん
共産党が推薦する大澤芳清さん(61)は、医師として勤務しながら知事選への立候補をいち早く表明しました。県職員がのびのびと働ける環境を整えることが、県民のためにもなると訴えます。 (共産党推薦・医師 大澤芳清さん)「県民にとって何が必要かを考え、自由に話し合える組織作りが、いま県庁に求められています」 県が推し進めたとされる一連の“告発者さがし”については厳しい言葉を並べます。 (大澤芳清さん)「知事と幹部職員が告発をつぶそうとしたことは大きな問題です。二度とこうした事態を起こさないために、組織作りとリーダーである知事の役割はとても重要です」 病院で院長や理事を務める中で立候補への思いが芽生えたという大澤さん。最大のきっかけはコロナ禍で直面した医療現場での苦悩でした。 (大澤芳清さん)「重症の患者さんを高次医療機関、重症の治療ができる病院に送ることができなかったことがきっかけですよね。理由としては高齢を理由にあかんよと県から言われましたので。命は年齢とかに関係なく重んじられるものだと思っています」 政策発表の会見では、医師としての経験を生かして「弱者を守る政策」を推し進めていきたいと熱を込めました。 (大澤芳清さん)「政治の世界は、まったく初めてで経験はありません。県民が安心できるような暮らしを支えていきたいなと思いますので、政治と医療がまったく違うとは思っていません」
レコード会社・社長 福本繁幸さん
知事選にはほかにも3人が立候補。 レコード会社・社長の福本繁幸さん(58)は県政の正常化のほか、子育て支援の強化や高齢者向けの地域包括ケアシステムの導入を訴えています。 (レコード会社・社長 福本繁幸さん)「私は個人的に人の批判をしないというのを基本にしています。県政がもし悪い方向に行っていたとしたら、それは修正すればいいことです。正しい方向にもっていく」
政治団体・党首 立花孝志さん
政治団体・党首の立花孝志さん(57)は自身の当選は目指さないとしたうえで、選挙戦を通じて斎藤前知事を合法的にサポートするとしています。 (政治団体・党首 立花孝志さん)「『斎藤前知事は悪いやつだ』と思いこまされているんです。これは守りにいかなあかん、助太刀しにいかないといけない。すごく変則的ですが、当選を目的としない選挙に今回は臨ませていただいています」
ニュース分析会社・社長 木島洋嗣さん
ニュース分析会社・社長の木島洋嗣さん(49)は、兵庫県と大阪府を合併する関西州構想を掲げる一方、斎藤前知事の改革路線は引き継ぎたいと訴えます。 (ニュース分析会社・社長 木島洋嗣さん)「斎藤さんの改革路線は完全に継続します。職員の方とのコミュニケーションとかは改良する点がありますけれども、政策面については私は完全に継続したい」 過去最多となる7人の候補者が知事の座を争う選挙戦。兵庫県民は誰をリーダーに選ぶのでしょうか。 (2024年11月15日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)