鹿児島県産の酒を擬人化、商品イメージをアニメのキャラクターのように表現「飲んでみたい気持ちになった」
焼酎など鹿児島県産の酒類を擬人化したイラストを展示するアート展が、鹿児島市の商業施設「よかど鹿児島」で開かれている。地元のお酒に親しみを持ってもらう取り組みで、県内を中心に活動するイラストレーター13人が手がけた作品20点を展示している。 【写真】クラフトジン「樹々」や焼酎「黒伊佐錦」、リキュール「ボンタンアメのお酒」を擬人化したイラスト
擬人化は同市のイラストレーター、まむねむこさんが鹿児島の酒を盛り上げようと発案。2022年からアート作品として取り組み始めた。味や製造工程、瓶の特徴など、商品の酒から受けるイメージをアニメのキャラクターのように表現。SNSで発信すると、他のイラストレーターから好みの焼酎などをキャラクター化した作品が寄せられた。
今回のアート展には、こうして発信された作品の中から、まむねむこさんを含む13人が出品。浜田酒造(いちき串木野市)の芋焼酎「海童 祝の赤」やジン「樹々」、本坊酒造(鹿児島市)のリキュール「ボンタンアメのお酒」などを擬人化した20作品が並ぶ。
初日の昨年12月28日に会場を訪れた鹿児島市の会社員(49)は「どの作品もお酒の特徴が出ている。飲んだことのない銘柄も多いので、作品を見て飲んでみたい気持ちになった」と話していた。
よかど鹿児島の特産品販売店「鹿児島ブランドショップ」もアート展に協力。展示作品のお酒の銘柄の一部を試飲できる。展示は今月31日まで(14日は休館)。