見逃さないワン…麻薬探知犬「ライマン」が密輸大麻に反応、警察犬「ヴィクトール」は山中不明者を早期発見
神戸税関は17日、米国籍で貿易船乗組員スワミ・イーブス・ブイチ被告(35)(大麻取締法違反で起訴)を関税法違反(輸入未遂)容疑で神戸地検に告発した。 【写真】行方不明者を発見して感謝状を贈られた警察犬のヴィクトール(神戸市北区で) 発表では、ブイチ被告は11月11日、神戸港に入港した貿易船から上陸した際、スーツケースなどに液状大麻約2・88グラムを隠し持って密輸しようとした疑い。
入国する際の手荷物検査で、ラブラドルレトリバーの麻薬探知犬「ライマン」(雄、6歳)が反応し、発覚した。個人で大麻を使用していたという。 ブイチ被告は同12日、大麻取締法違反(所持)容疑で神戸水上署に逮捕され、その後、同法違反(輸入)で起訴されている。 ◇
神戸市北区の山中で行方不明になっていた80歳代男性の早期発見に貢献したとして、有馬署は17日、シェパードの警察犬「ヴィクトール」(雄、4歳)に感謝状を贈った。 ヴィクトールは県警鑑識課直轄警察犬。同署によると、11月5日午後9時頃、北区の住民から「父が昼から帰ってこない」と110番があり、同署の要請を受けてヴィクトールは指導員の椎谷剛巡査部長(36)と出動した。男性の枕のにおいを手がかりに行方を追い、物音を察知するなどし、到着から30分以内で急斜面に倒れている男性を発見した。男性は無事だったという。
贈呈式では、阿部義樹署長から、椎谷巡査部長が代理で感謝状と犬用おやつを受け取った。これまでに20回以上、表彰を受けているというヴィクトールは、おやつを前にそわそわした様子だった。