「今年あかんかったらダメ」巨人20年ドラ1右腕が覚悟のマウンドに ソフトバンク斬りで2年ぶり白星
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム) 【動画】平内龍太ら投手陣がブルペン入り 自身の白星よりも、チームの勝利が格別だった。延長12回にマウンドに上がった平内は、最速156キロの直球とスプリットを軸に無失点に抑えた。その裏にチームが勝ち越し、22年7月18日のヤクルト戦(神宮)以来、2年ぶりの勝利。本拠では同5月14日の中日戦(東京D)以来、746日ぶりの白星となった。「勝ちは本当つけてもらっただけなので。ついたことは良かったですけど(堀田)賢慎からリリーフの人がみんなで必死でつないでいたので、僕もそれに続けるようにと思っていました」と振り返った。 今季から背番号が11から66に変更。「危機感は持っているし、今年あかんかったらダメ、ぐらいの気持ちでやっています」。ファームでは角度をつけて投げることを意識し、この日も強打のソフト打線を抑えた。「ゼロを継続していけるように」と話す右腕が、チームとともに大きな1勝を手に入れた。(井上 信太郎)
報知新聞社